介護サービス計画と介護計画の違い

更新日2022.08.25

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介護サービス計画とは
介護保険で受けられる介護サービスにおいて 充実した生活を送れるようにするためのプランのこと

介護サービス計画は「ケアプラン」と呼ばれており、要介護者のニーズに合致したサービスの種類や内容を、総合的に援助できるように定めます。

介護サービス計画で設定する目標は、利用者や家族の希望に合わせて作られ、介護支援専門員(ケアマネージャー)がいる場合には、無料で介護サービス計画書を作成・修正してもらえます。

介護支援専門員が介護サービス計画の調整や管理を行うことを「ケアマネジメント」と言います。

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介護計画とは
サービス提供事業者が具体的に援助できるようにするためのプランのこと

介護計画は、介護支援専門員が作成した介護サービス計画に沿って、各サービス提供事業者が個別援助計画を基に実践していきます。

個別援助計画は、介護サービス計画で確認された「生活全般での解決すべき課題(ニーズ)」と「総合的な援助の方針」に従って作成されます。

介護計画は、個別援助計画として位置づけられ、基本的には介護サービス計画の課題と方針を共有して作成されます。

介護サービス計画と介護計画の違い
介護サービス計画
概要 要介護者が、要介護認定の支給限度額の範囲内で、適切なサービスを利用できるように、アセスメントツールを用いて課題分析を行い、その結果に基づきサービスの種類・内容・担当者を定めた計画のこと。
作成者 介護支援専門員または利用者本人
過程 ニーズ確定・課題分析  方針を決める  実施する  観察する  ①から④を繰り返す
内容 介護支援専門員の作成したケアプランが、利用者の生活全体を支援する計画内容であること。
介護計画
概要 介護サービス計画に基づき、必要となるサービスの種類ごとに「個別援助計画」が作成され、介護職によって担当・提供されるサービスについての支援計画のこと。
作成者 サービス提供事業者
過程 アセスメント(情報収集と問題の明確化)  計画を立案する  実施する  評価する
内容 生活介護や身体介護を具体的に計画する内容であること。
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