医療リハビリの特徴は、骨折後や術後にリハビリを受けられる期間が決まっている(医師の判断で延長することもある)ことに加え、病気や怪我の状態に応じたリハビリを行うことができることです。
医療リハビリの目的は、主に病気や怪我などによる心身の機能・能力の回復や日常生活への復帰とされています。
介護リハビリの特徴は、リハビリの期間に決まりがないため長期間のリハビリが可能です。
また少ない自己負担(1割または2割)で、リハビリを受けることができることも大きな特徴です。
介護リハビリの目的は、介護状態となることを予防したり要介護状態の悪化を防止したりする生活機能の維持を目的としています。
医療リハビリは治療・訓練による特化した機能回復を目的としており、介護リハビリは日常生活全般の機能維持が目的です。
それぞれ対応している職業にも違いがあり、医療リハビリは主にPT(理学療法士)・OT(作業療法士)・ST(言語視覚士)などが担当します。対して介護リハビリでは主に介護福祉士・ホームヘルパー・社会福祉士などが担当します。
リハビリテーションに特化した介護施設や医療施設通いでリハビリを受けられる場所もあるなど、介護施設でできる範囲も日々変化しております。自身の状態が治療を必要としているのか、健康維持なのかを判断したうえで利用されると良いでしょう。