熱中症で亡くなる人は高齢者が圧倒的に多いと言われております。その理由のひとつが脱水です。
高齢者は体内の水分量が少なく、高温・多湿などの環境要因や発汗・下痢などで著しく水分を奪われるため、脱水症状を起こしやすいと言われております。
これは加齢による体の機能の低下が関わっており、摂取する水分量が少なくなる方が多いからです。
特に認知症の方は脱水を起こしやすいと言われております。
喉の渇きを感じにくいだけでなく、飲み物を飲むことを忘れてしまうこともあるため、水分補給を十分にできていないことがあります。
一度脱水症状が起きてしまうと体温を調節する(熱を逃がす)働きが鈍くなり、熱中症になりやすくなります。定期的に確認をして事故を未然に防ぐようにしましょう。
軽度から中等度の脱水状態の方の水・電解質を補給・維持するのに適した病者用食品です。
【摂取上の注意】
下記の1日当たり目安量を参考に、脱水状態に合わせて適宜増減してお飲み下さい。
・学童~成人(高齢者を含む):500~1000ml /日
熱中症にならないようにするには、涼しい場所を確保し、ゆったりとしたものを着用するようにしましょう。濡れタオルや保冷剤を包んだハンカチなどで体を冷やすことも効果的です。
また汗をかくことで、水分と同時に塩分も失われます。水だけを大量に摂取するのではなく、経口補水液で塩分を補給することも忘れないようにしましょう。
熱中症を防ぐには夏に起こしやすい脱水を防ぐことと、エアコンを適切に使うことがポイントです。