介護を必要とする方を対象として、必要な保健・医療サービス及び福祉サービスが給付され、保健医療の向上および福祉の増進を図ることを目的としています。
介護保険には、公的介護保険と民間介護保険があります。
高額な医療費による貧困の予防や、長期の入院による生活の不安を解消することなどを目的としています。
医療保険には、公的医療保険と私的医療保険があります。
介護保険や医療保険には、公的なものと民間(私的)のものがあります。
民間(私的)のものは、それぞれの事業主で仕組みが異なりますので、下記の表では一般的な介護保険と医療保険の比較をしています。
介護保険 | 医療保険 | |
保険者 | 原則として市町村 |
都道府県内の市町村または国民健康保険組合 |
保険料 | 世帯の所得状況により保険料が異なる |
各市町村や加入者の所得により異なる |
被保険者 | 市町村の区域内に住所を有する40歳以上の者 |
市町村の区域内に住所を有する者 |
保障が受けられる条件 | 介護施設や各介護サービスの利用など |
医療機関での入院や病院での治療など |
保障の認定 | 必要あり |
必要なし |
財源 | 税収や国債などの公費と介護保険料 |
税収や国債などの公費と健康保険料や医療機関で出費した自己負担分 |
自己負担額 | 原則1割 |
原則3割 |
保障の上限 | 上限あり |
上限なし |
時効 | 2年 |
概ね3年 |
公的な保険は加入が義務付けられていますが、民間の保険は加入が任意なため、万が一の場合に備えて、民間の保険への加入も検討されてみてはいかがでしょうか。