日本だけでなく世界で少子高齢化が問題となっております。特に人口の高齢化が深刻な問題となっており、2025年には日本人の4人に1人が後期高齢者になると言われております。
下記の表は2021年7月に更新されたものですが、世界の中でも日本の高齢化は最も進んでおります。
■世界の高齢化率(高齢者人口比率) 国別ランキング
高齢化率は総人口に対する65歳以上人口の比率です。
順位 | 国名 | 高齢化率(%) |
1 | 日本 | 28.4% |
2 | イタリア | 23.3% |
3 | ポルトガル | 22.7% |
4 | フィンランド | 22.5% |
5 | ギリシャ | 22.2% |
6 | ドイツ | 21.6% |
7 | ブルガリア | 21.4% |
8 | マルタ | 21.3% |
9 | クロアチア | 21.2% |
10 | プエルトリコ | 20.8% |
※資料: GLOBAL NOTE 出典: 世銀(World Bank)
高額介護サービス費は、すべての介護サービスが対象というわけではありません。高額介護サービス費の対象となるのは、基本的に次の3つのサービスになります。
居宅サービス | 買い物や身のまわりのサポートやショートステイなどの短期入所サービスなどが該当 |
介護施設サービス | 特別養護老人ホームや介護老人保健施設などへの入所に付随したサービスなどが該当 |
地域密着型サービス | 訪問・通所型のサービスや認知症対応型サービスなどが該当 |
高額介護サービス費の対象とならないものとしては、次のようなものがあります。
- 在宅サービスを利用した場合の保険対象外費用
- 福祉用具購入費
- 住宅改修費
- 介護保険施設のサービスを利用した場合の居住費・食費・日常生活費
上記以外にも各市区町村ごとで対象外となるものが異なる場合がありますので、詳細については各市区町村の役所にてお問い合わせください。
高齢化の背景には、人口の多い世代が次々と高齢化を迎えていることと、医療技術の発達により平均寿命が延びていることがあります。
また少子化の影響から介護難民問題も出てきており、世界から見ても日本の介護問題の着手は急務であると言えます。
日本の介護施設は、数の上では他国よりも手厚いと言われておりますが、地域包括ケアが進められるようになり、より一層、在宅介護の質と量の向上が必要と言われております。
世界に比べて高齢化率の高い日本では、介護職員の数が追いついていない状況にもなっており、抜本的な介護人材確保対策を講じていく必要があると言われております。
日本の介護の課題
・介護難民
・老老介護
・高齢者の虐待問題
・高齢者の一人暮らし
・介護職員の離職 など
介護者への支援という観点からも日本の介護は世界に遅れをとっていると言われており、介護問題は日本の抱える大きな課題と言えます。