高齢者や認知症患者など、介護を必要としている方が不安なく移動できることを目的としています。
介護タクシーは、ホームヘルパー2級以上の方が運転します。
病院への送迎などの際に、ベッドから車までの乗車をサポートし、目的地までの移動から降車後の移動もサポートします。
また、介護保険適用のタクシーを「介護保険タクシー」と言います。同じ介護タクシーですが、対象者や内容が異なりますのでご利用の際は確認するようにしましょう。
介護タクシー | 介護保険タクシー | |
利用対象 |
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利用目的 |
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サービス内容 |
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利用準備 |
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利用料金 |
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介護タクシーと介護保険タクシーは初乗り料金が異なります。また地域や業者によっても違いますので、予め介護タクシー会社に確認しておきましょう。
一般のタクシーの場合は、利用者を目的地まで送ることを目的としています。ドライバーは介護資格を持っておりませんので、介護のサポートや車イスのままでの乗車はできません。
一方福祉タクシーの場合は、身体に傷害のある人の車イスでの移動をサービスする事が目的です。ただしドライバーは必ずしも介護資格を持っているとは限りません。あくまで車イスのまま目的地まで送ることを目的としています。
一般のタクシーにしても福祉タクシーにしても、介護目的ではありませんので保険は適用外となります。 それぞれ目的や用途により使い分けましょう。
全国の介護タクシー協会に登録している
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全国の高齢者(65歳以上)は平成28年9月時点でおよそ3500万人おり、全体の約27%を占めてます。
高齢者の人数は年々増えており、介護タクシーの数もこれに比例しています。
車イスや寝台を移送できる車両は10年前に比べ、1.5倍もの台数が増えました。
介護タクシーの台数は増えておりますが、一般のタクシーに比べると依然少なく、対応できる専用の乗降場も十分ではありません。過疎地においてはバスや電車の本数も少なく、車イスのまま乗車できる介護タクシーへの期待は高まる一方です。また、都心部においても往診に訪れる先生の数が足りず、通院しなければならない高齢者も多々おります。そのような中で介護タクシーは非常に大きな存在と言えるでしょう。