介護付有料老人ホームとは、食事をはじめとした健康管理、掃除や洗濯、入浴、排泄などの日常生活において介護サービスが提供される施設のことです。
介護付有料老人ホームは大きく3種類に分類されます。
運営 | 介護付有料老人ホームの種類 | |
民間事業者 | 介護専用型 | 要介護者を受け入れて施設内のスタッフが介護する |
混合型 | 要介護者と健常者を受け入れて主に施設内のスタッフが対応する | |
外部サービス 利用型 |
外部事業者による介護サービスを利用する |
介護付有料老人ホームの特徴は、受け入れる高齢者の要介護度の幅と提供するサービスの幅が広く、施設によって異なることがあげられます。
そのため介護施設を選ぶ際の選択肢が多くなりますので、施設側の対応をきちんと確認する必要があります。
メリット |
|
デメリット |
|
介護付き有料老人ホームの入居には、終身利用権方式といわれる契約方式が一般的で、入居一時金(初期費用)と月額利用料、介護保険1割自己負担額、その他の費用が必要になります。
施設の場所や地域、設備やスタッフによって、金額にかなり差があります。
近年では、入居時一時金が無料で、月額利用料を比較的高めに設定する施設も増えています。
初期費用 | 月額費用 |
0〜数千万円 | 12万〜30万円 |
介護付き有料老人ホームでは、幅広い状態の人を対象としています。施設によって受け入れ基準は様々なので、下記の項目を参考に詳細は施設に問い合わせましょう。
確認項目(例) | 年齢、介護レベル、認知症、共同生活、収入・資産、感染症、身元引受人の有無 | よくある入所基準 | 65歳以上、要介護1〜5、認知症の対応施設多数、など |
介護付有料老人ホームで提供されるサービスは生活の援助と身体の介護が主です。
医学管理下でのケアなどの対応は施設よってかなり異なるので、下記の項目を参考に詳細は施設に問い合わせましょう。
サービス提供者 | サービス例 |
施設スタッフ | 見守り、食事、掃除、洗濯の世話、各種レクリエーション |
介護職員・看護職員 | 入浴、食事、排泄 |
機能訓練指導員・生活相談員 | リハビリテーション、カウンセリング、医学管理下でのケア |
介護付有料老人ホームには、様々な設備が備えられています。入居者の要望や入居費用に応じて、豊富なバリエーションがあります。
設備例 | |
居室 | 個室、食堂、リビング、機械浴室、トイレ、キッチン、洗濯室など |
共同生活室 | 理美容室、医務室、売店、カラオケ、園芸、アトリエ、麻雀卓、図書室、機能訓練室、フィットネス用具、プール、ゲストルーム、駐車場など |
介護付有料老人ホームへの入居申し込みは、各施設で行います。