要介護度とは、その人が介護を必要とする程度を表した区分のことをいい、全部で8つの区分があります。正式には、要介護状態区分といいます。
グループ | 要介護度 | めやす | 介護 保険 |
適応サービス |
要介護状態 | 要介護5 | 最重度の介護を必要とする状態 | 〇 | 介護サービス |
要介護4 | 重度の介護を必要とする状態 | 〇 | ||
要介護3 | 中等度の介護を必要とする状態 | 〇 | ||
要介護2 | 軽度の介護を必要とする状態 | 〇 | ||
要介護1 | 生活の一部について部分的に介護を必要とする状態 | 〇 | ||
要支援状態 | 要支援2 | 要支援1よりも手段的日常生活動作で支援が必要な状態 | 〇 | 介護予防 サービス |
要支援1 | 手段的日常生活動作で一部支援が必要な状態 | 〇 | ||
非該当 | 自立 | 日常生活を自分で行える状態 | × | なし |
上の区分に行くほど、介護を必要とする程度が高い、つまり、要介護度が高くなります。
8つの区分のうち、要介護度1〜5、要支援1・2に認定されれば、介護保険サービスを利用できます。
要介護度1〜5と判定された人は「介護サービス」を、要支援1・2と判定された人は「介護予防サービス」を受けることになります。要介護度が高く認定されるほど、より多くのサービスが介護保険で利用できます。
要介護度を決める基準は、病気やケガなどの症状が重いか軽いかではなく、どのくらい介護の手間(=時間)がかかるのかということです。