介護付き有料老人ホーム(かいごつきゆうりょうろうじんほーむ)|用語集

介護に関する専門用語の一覧。意味をわかりやすいように解説した用語集・辞典です。介護施設や介護福祉、介護保険の種類、介護の資格についても紹介しています。ご自由にお役立て下さい。

介護付き有料老人ホーム(かいごつきゆうりょうろうじんほーむ)

介護付有料老人ホームとは、食事をはじめとした健康管理、掃除や洗濯、入浴、排泄などの日常生活において介護サービスが提供される施設のことです。

●介護付き有料老人ホームの種類

介護付有料老人ホームは大きく3種類に分類されます。

運営 介護付有料老人ホームの種類
民間事業者 介護専用型 要介護者を受け入れて施設内のスタッフが介護する
混合型 要介護者と健常者を受け入れて主に施設内のスタッフが対応する
外部サービス
利用型
外部事業者による介護サービスを利用する
●介護付き有料老人ホームのメリットデメリット

介護付有料老人ホームの特徴は、受け入れる高齢者の要介護度の幅と提供するサービスの幅が広く、施設によって異なることがあげられます。
そのため介護施設を選ぶ際の選択肢が多くなりますので、施設側の対応をきちんと確認する必要があります。

メリット
  • レクリエーションや設備が充実している
  • 重度の介護状態でも、住み続けられる施設がある
  • 医療ケアに対応する施設が多い
  • 特定施設生活介護の指定を受けた施設もある
  • 選択肢が多い
デメリット
  • 外部サービス利用型は要介護度が高いと介護サービス費用が割高
  • 費用がかかる施設も多い
●介護付き有料老人ホームの費用

介護付き有料老人ホームの入居には、終身利用権方式といわれる契約方式が一般的で、入居一時金(初期費用)と月額利用料、介護保険1割自己負担額、その他の費用が必要になります。
施設の場所や地域、設備やスタッフによって、金額にかなり差があります。 近年では、入居時一時金が無料で、月額利用料を比較的高めに設定する施設も増えています。

初期費用 月額費用
0~数千万円 12万~30万円
●介護付き有料老人ホームの入所基準

介護付き有料老人ホームでは、幅広い状態の人を対象としています。施設によって受け入れ基準は様々なので、下記の項目を参考に詳細は施設に問い合わせましょう。

確認項目(例) 年齢、介護レベル、認知症、共同生活、収入・資産、感染症、身元引受人の有無
よくある入所基準 65歳以上、要介護1~5、認知症の対応施設多数、など
●介護付き有料老人ホームのサービス

介護付有料老人ホームで提供されるサービスは生活の援助と身体の介護が主です。
医学管理下でのケアなどの対応は施設よってかなり異なるので、下記の項目を参考に詳細は施設に問い合わせましょう。

サービス提供者 サービス例
施設スタッフ 見守り、食事、掃除、洗濯の世話、各種レクリエーション
介護職員・看護職員 入浴、食事、排泄
機能訓練指導員・生活相談員 リハビリテーション、カウンセリング、医学管理下でのケア
●介護付き有料老人ホームの設備

介護付有料老人ホームには、様々な設備が備えられています。入居者の要望や入居費用に応じて、豊富なバリエーションがあります。

  設備例
居室 個室、食堂、リビング、機械浴室、トイレ、キッチン、洗濯室など
共同生活室 理美容室、医務室、売店、カラオケ、園芸、アトリエ、麻雀卓、図書室、機能訓練室、フィットネス用具、プール、ゲストルーム、駐車場など
●介護付き有料老人ホームの入居手続き

介護付有料老人ホームへの入居申し込みは、各施設で行います。

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