高齢者や障害者のために住まい作りを提案
福祉住環境コーディネーターは福祉や住まいの専門知識を身に付けた、高齢者や障害者に優しい住まい作りのアドバイザーです。医療・福祉・建築について幅広い知識を必要とします。
バリアフリー住宅や在宅介護のためのリフォーム時に利用者の状況に合わせた住環境を提案するだけでなく、2級以上であれば介護保険制度において住宅改修費の申請をするための「理由書」を作成することができます。「理由書」を作成できるのはケアマネージャー、作業療法士、福祉住環境コーディネーター2級以上です。
3級を持っていなくても2級から受験することが可能なので、 より実践的な2級を取得することをお勧めします。
他の資格と合わせて取得すると有利
福祉住環境コーディネーターを目指す人は福祉の分野で仕事をしている人と、建築関係で仕事をしている人に分かれている傾向にあります。
住宅改修を請け負う建設会社などの建築関係だけでなく、バリアフリー対策が重要視される老人ホームや介護施設、病院などの医療現場でも求められています。それだけに福祉住環境コーディネーターを単独で取得するよりも、 現在持っている資格と合わせて取得することで転職や就職に有利になると言えます。
資格を取得するには?
東京商工会議所検定センターの実施する「福祉住環境コーディネーター検定試験」に合格することで取得できます。
受験資格 | 2級、3級については受験制限はありません。 1級は2級合格者である必要があります。 |
受験時期 | 2級と3級は年2回(7月、11月)実施、 1級は年1回(11月)実施です。 |
受験料 | 1級: 10,500円 2級: 6,300円 3級: 4,200円 (全て税込み) インターネット登録、または電話登録で登録すると申込書が郵送されます。 |
受験対策 | 試験は二つの分野から出題されます。第1分野は福祉と住環境の連携、第2分野は福祉住環境の整備に必要な理論と実践というカテゴリーの中から出題されます。 出題はマークシートによる選択方式です。 東京商工会議所などが発行している参考書を読み、知識をしっかりと身につける必要があります。 |